にーぶやー

今日、旧暦の１２月８日は何の日か知っていますか？

常識ですよね。そう。


鬼餅（ムーチー）の日です！



沖縄では寒さが一番厳しい時期がムーチーの頃にあたるということで、この時期の寒さの事を、ムーチービーサといいます。

ムーチーは、餅粉を練ったものを月桃の葉に包んで蒸した餅菓子ですが、作った事がなかったので、単純に作ってみたく、チャレンジしてみました。ムーチーには、厄除けや健康祈願の意味が込められています。


まず、サンニン（月桃）のカーサ（葉）を準備。よく洗って、水けをふき取っておきます。



黒糖は粉状に。（スーパーの粉黒糖はお手軽だけど粗糖も入っているからなんかイヤ）相方さん、お願いします！

「いぇ～い！」


これは紅芋味。とにかくよく練ることが、もっちりムーチーの秘訣という事で、２０分くらい練り続けます。


ふう・・・・ふう・・・


はぁ・・・・はぁ・・・・


ぜぃ・・・ぜい・・・


結構疲れます。相方さんにタッチ！

「いぇ～い！まかせとけ～！」
相変わらずたくましい腕ですな。



モチのタネをサンニンの葉の裏の真ん中あたりに置いて、葉先、両脇、葉元の順に折って包みます。



そして、味ごとに違う色のビニールひもで縛ります。

ビニールひもでいいのか？と、最初ビックリしたのですが、これが定番みたいです。



包んだら、じゃんじゃん蒸していきます。


が、

うちは蒸し器がないので、普通の鍋の底にココット皿を置いて、タジン鍋のスノコを敷いて蒸しました。

容量がないので、もう、延々と蒸し続けました。

終わるころには、香りだけでおなかいっぱい・・・。



蒸しあがりチェック。OKだー。


気付いたら夜。きき腕がだるい。

ほぼ一日をムーチー作りに費やした。でも楽しかった！

熱々のムーチー、買って食べるよりわくわく感がありますよ！


ちなみにこの独特の香りを敬遠するナイチャーは多いのですが、ウチナーンチュは生まれた時からこの香りを嗅ぎ、年の数だけムーチーをもらって食べるなど、楽しい思い出と結びついてるせいか、すごくこの香りを好む人が多いです！

はぁ～。

結構気力・体力消耗したな・・・。

晩ご飯作るの面倒だなー！

でも、ムーチーが作れて満足しました！

今年一年、これで大丈夫だ。