にーぶやー

弟がビザを取りに東京に行ったので、桜の写真を送ってもらいました。

仙台にいた頃。

桜の季節は、だんだん膨らんでくるつぼみの頃から、開花を待ち焦がれていました。

開花宣言が出ると、カレンダーを見ながら満開の時期を予想し、いつ花見に行こうかウキウキし

二分咲き、三分咲き、五分咲き、七分咲き、満開・・・散り始め、葉桜と、それぞれの桜の時期を楽しみ、桜を意識しない日がない位、毎日桜に酔いしれます。


通勤時に見上げる桜。ケヤキの若葉の淡緑と、桜の薄桃色。
公園の並木の下を歩きながら、春が来たんだなぁ・・・と、ホンワリする。

徐々に日が長くなり、仕事を終えて帰る道でも明るくて、そんなことさえ嬉しい。

西公園の中を通り抜けながら、屋台でワンカップとつまみを買って、帰宅途中に花見。

だんだん日が暮れて来て、公園に張り巡らされた赤ちょうちんにパッと灯りが灯る・・・。

それとは別に、桜はライトアップされ、その姿が暗闇に浮かびあがる。



道すがら、春の芽吹きが感じられる道を、長い冬が終わった喜びをかみしめながら歩く。
ふと空に目をやると月が出ている・・・。

そんな花見は、残念ながら沖縄では出来ません。沖縄の桜は、あれはあれできれいですが別の物です。


お気に入りの評定河原の桜。（撮影は数年前。仙台にて）
野球場の得点板の後ろに1本で立ってます。

あぁ、春とは、桜とは、人の心を騒がせる作用を持っているようです。

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by在原業平